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車の乗り換えに電気自動車を検討するも、電気自動車の乗り換えをやめた5つの理由。

こんにちわ komatty です。

2022年3月、私は大きな買い物をしようと決意しました。

それは電気自動車の購入です。

そうだ、電気自動車を買うぞ!

なぜそのような決断に至ったのか、電気自動車をこれから購入しようとしている方に参考にしていただければ幸いです。

電気自動車への乗り換えを検討したきっかけ

2022年、我が家では車に関するトラブルが続き、出費がかさみ大悶絶。

まず1月上旬、ある日突然エンジンがかからなくなってしまいました。

これはそろそろバッテリーがやばいなーと思っていたので、これは仕方のない出費でした。

バッテリーは約5年で交換するのが目安らしいですよ。

ちなみに我がストリームは7年目でした。

バッテリー交換の必要性は、携帯電話で考えると仕方がないと思えますよね?

さてバッテリーも交換した2日後、またしてもエンジンがかからない・・・。

えっ・・・。

今度は友だちの整備士に診てもらうと、今度は「セルモーター」を交換する必要があるとのこと。

「セルモーター」とは、エンジンをスタートさせるためのモーターのことで、セルモーターが作動しないとエンジンがかからないのです。

出費がかさんでいたのでショックでしたが、これも必要経費として支払うことに。

お金ないよー。

重なるトラブルが片付いたので、お金は失ったものの意気揚々と車に乗ろうと思った矢先、またまたエンジンがかからない。

はて?どういうことか?

バッテリーもセルモーターも交換したのにー(*´Д`*)

何回かエンジンをかけるとエンジンがかかるものの、一回でかかったりかからなかったり・・・が続きました。

またまたまた友人の整備士に連絡を取るも原因不明。

後日詳しく調べてもらうと車の中のコンピュータが正しく認識できていない可能性があるらしいと。

でもこれはコンピュータをバラバラにしてみないと原因が分からない上に、原因がはっきりわからない場合もあるみたいです。

以前同じようなケースでバラバラにした人もいたようですが、その方は30万円かけてバラバラにした結果、直らなかったとのこと。

30万円かけて直らないなんて、想像しただけでも地獄。

これを機に車を手放すことも考えましたが、子どもたちの送迎や私たちの出社で車は日常不可欠。

さらに2022年6月に車検があるため、今の車を直すのではなく乗り換えを検討することにしました。

我が家の車の現状

我が家の車はホンダのストリーム。

こんな立派な車ではございません。

平成19年6月に製造されているため、2022年6月で15歳。

走行距離も12万キロなので、なかなかのベテラン。

先程も書きましたがこのストリーム、2022年6月に車検があります。

今は車の乗り換えを促進するために、製造13年以上の車には毎年かかる自動車税が割高になるようになっています。

排気量13年未満13年経過
1,000cc以下29,500円33,900円
1,000-1,500cc以下34,500円39,500円
1,500-2,000cc以下39,500円45,400円
2,000-2,500cc以下45,000円51,000円
国土交通省のHPより作成

我が家のストリームは1,799ccなので、45,400円。

さらには新車を買うときと車検の度にかかる自動車重量税も、13年経過でアップし18年経過でさらにアップ。

重量13年未満13年経過18年経過
0.5トンまで8,200円11,400円12,600円
1トンまで16,400円22,800円25,200円
1.5トンまで24,600円34,200円37,800円
2トンまで32,800円45,600円50,400円
国土交通省のHPより作成

我が家のストリームは1.44トンなので34,200円。

ここで電気自動車の税金を見てみましょう。

電気自動車ストリーム
自動車税*6,500円45,400円
重量税免除34,200円
合計6,500円79,600円
*グリーン化特例の場合

税金だけで73,100円もお得になるのはかなりの魅力。

そして今なら新車を買うときに支払わないといけない環境性能割という税金も電気自動車では非課税。

しかも2022年3月の今は、ロシア・ウクライナ情勢が最悪の状態によりガソリン価格が高騰中。

これは電気自動車だな!

もう車を電気自動車に買い換えるつもりの私、もっと調べることにしました。

電気自動車の補助金

税金面以外でも電気自動車の場合、国や自治体から補助金が出ます。

国から出る補助金がクリーンエネルギー自動車・インフラ導入促進補助金

2021年11月26日以降に購入した電気自動車では最大給付額が80万円。

メーカーや車種によって補助金が異なります。

また国とは別に各自治体からも補助金がおります。

私は今札幌に住んでいるので、参考までに札幌の電気自動車の補助金はこんな感じ。

電気自動車:1kWhあたり4000円。最大30万円。

V2H充電設備:設置費用の3分の1。上限が25万円。

電気自動車とV2H充電設備を同時に申請すると、電気自動車の補助額を1.5倍に上乗せ。

V2H充電設備とは家で充電できる充電スポットのこと

これらすべての条件を満たせば、国から80万円。

せっかく電気自動車を購入するなら、充電設備もつけようと思っていたので、同時申請で電気自動車の補助金45万円で充電設備が25万円。

最大で150万円の補助金がもらえるので、私の頭の中は電気自動車で夢が膨らんでいました。

もう電気自動車しかないねー。

各ディーラーでの反応

頭の中が電気自動車でいっぱいな私。

各ディーラーで話を聞いたのですが、「電気自動車ですか?」「ハイブリッド車じゃないのですか?」「まだ早いと思いますよ。」「正直補助金以外のメリットはないのでは?」とのこと。

中には商品を売りたい営業マンのセールストークで、電気自動車をごり押しする人もいました。

その方を除くと「あまり好意的な感じではないんだなー。」というのが正直な感想。

そこで私が各ディーラーで聞いた話を少しまとめてみたいと思います。

これから電気自動車の購入を考えている方は、参考にしてください。

電気自動車のデメリット❶ 四駆がない

私は札幌に住んでいるため、雪道のでの運転は当たり前。

それは札幌や北海道に限らず、雪道を運転するときに一番怖いのがブラックアイスバーン。

いくら気をつけて運転していても、一度スリップしてしまったらもうどうしようもありません。

もう運転テクニックではどうしようもないのですよ。

当たり前のことですが、北海道はブラックアイスバーンになることは日常でよくあることなのです。

なので北海道民が車を購入するときは、四輪駆動(4WD)を購入するのがマストになっています。

簡単に説明するとエンジンの動力が4輪、つまりすべてのタイヤにつがなっているため雪道でもすべりにくいのです。

4WDの反対でFFというものがありますが、これは前輪か後輪のどちらか2つにだけエンジンの動力がきているので、雪道で後輪がツルツルすべってしまい、事故につながってしまいがち。

それもあって北海道では電気自動車がまだまだ普及しないという意見が多かったです。

電気自動車のデメリット❷ インフラリスク

一般的なガソリンで走るいわゆるガソリン車では、ガソリンが無くなればガソリンスタンドで給油すれば楽に補給ができますよね。

電気自動車の充電スポットも全国で増えてきていますが、その数がガソリンスタンドの10分の1。

広い北海道では充電スポットを探して運転することにリスクがあります。

さらに連続走行がだいたい300~400kmくらいなので、長距離運転には不向き。

さらにこの300~400kmという数字は、エアコンなどを一切使わない状態での走行距離らしく北海道で暖房を使わず走行なんてできません。

死んでまうがな。

それを考えるとガソリンスタンドほどインフラが整備されていないので、遠出するときは充電スポットありきで動く必要があります。

この不透明な燃費と使い勝手の悪さはかなりのマイナスポイント。

電気自動車のデメリット❸ 充電リスク

電気自動車は充電にかなりの時間が必要なのです。

仮にバッテリーの電力が空っぽになってしまっていたら、最大に充電するまで8時間必要。

外出先で8時間充電しなければならないとなったら、もう一白覚悟ですよね。

個人的には8時間かかるのは分かっていたため、家に充電装置をつけたら大丈夫かと思っていましたが、燃費自体も想像以下だったため非常に不安に・・・。

また外出先での30分急速充電という方法もあるようですが、ディーラーの方曰くこれは注意が必要とのこと。

急速充電をし続けるとバッテリーに相当な負担がくるようで、バッテリーの消耗が激しくなるみたいです。

ただこれは皆さんもスマホで考えたら分りますよね?

ずっと充電しっぱなしだったり、バッテリーに急激に負荷をかけるとスマホの充電はすぐなくなってしまいます。

スマホなら充電コードを持ち運んでいれば、すぐ充電できますが電気自動車のインフラ環境はさきほど書いた通り。

充電スポットが足りないもんなー。

またディーラーの方の話では、ガソリン車のバッテリーは5年から7年くらいもつけど、電気自動車は2年くらいしかもたないかも・・・との意見もありました。

バッテリーの性能もガソリン車と比べて上がっているため、価格がどうしてもガソリン車のバッテリーよりも高くなっているうえに、交換頻度が多くなるのも個人的にはマイナスポイントでした。

電気自動車のデメリット❹ 費用が高い

これはどうしても仕方ないのですが、電気自動車は車体価格が非常に高いです。

車体価格が400万円を超えるのはザラです。

助成金を最大でもらって、やっと300万円代になる程度。

さらに家に充電スポットを家につけると別に工事が必要なので、費用がいくらあっても足りないのです。

家が裕福であれば・・・。

電気自動車のデメリット❺ 入庫までのタイミング

これは電気自動車に限らずですが世界的に半導体が非常に不足しているため、購入しても入庫までに非常に時間がかかっているそうです。

仮に今すぐ購入したとしても車が届くまでに車検のタイミングが来てしまい、車検を通さない場合車がない空白の時間ができてしまいます。

車がない生活は今の家庭環境では厳しいし・・・。

まとめ

いかがでしたか?

電気自動車はガソリン車と比べて燃費も良く環境に優しいと言うメリットはありますが、やはりデメリットはまだまだ大きいと言うのが正直なところ。

デメリットをまとめるとこんな感じ。

❶ 雪道を走れる4WDがない

❷ ガソリンスタンドの10分の1しか充電スポットがない

❸ 充電にかなりの時間が必要

❹ 費用がかなりかかる

❺ 入庫にも助成金がおりるにも時間がかかる

私が個人的に感じたのは、電気自動車はまだまだ発展途上という印象。

ちなみに、こんな人には電気自動車はおススメです。

① 環境に関心が高い人

② 雪道を走る機会がない人

③ 充電スポットが周囲に多い人

④ 資金がある人

以上、電気自動車を買わなかった5つの理由でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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